サンプリング

どのように新鮮な物質を採取するのか?

「はやぶさ2」は着陸時に、サンプラーホーンと呼ばれる 1 m程度の長さの筒の中で弾丸を発射します。舞い上がった表面物質が試料格納庫に収納されます。また、サンプラーホーンの端には折り返された爪が付いており、表面粒子を持ち上げて、採取することもめざします。弾丸は3セットあり、3地点での採取が可能となっています。採取地点ごとに試料は異なる格納室に収納されます。また、地上に持ち帰られるカプセルの中で、試料は密封されて持ち帰られます。100 mg 以上の試料が持ち帰られることが期待されています。

「はやぶさ2」では最後のタッチダウンの前に小型の衝突装置(SCIといいます)を用いて、銅の塊を約2 km/秒の速度でリュウグウ表面に衝突させて人工的なクレーターをつくり、深さ3—5 cmにある物質の採取もめざします。

リュウグウの表面は宇宙線・太陽風・微小隕石の衝突・太陽放射などの影響を受けている可能性があり(宇宙風化)、宇宙風化の影響の少ない試料の採取が期待されます。