人工クレーターの生成

ONC-Tが撮影した人工クレーター(緑色の点線で囲んだ場所)を生成する運用の前後の画像(左が生成前の日本時間2019年3月22日、右が生成後の日本時間2019年4月25日)。
クレーターの生成前後の2画像を重ね合わせて比較したアニメーション。

今回、はやぶさ2探査機は衝突体(SCI)を打ち込むことで、世界で初めて小惑星の表面に人工クレーターを生成することに成功した。

クレーターの大きさは10メートル程度とみられ、 当初想定していた2-3メートルと比べると非常に大きい。
クレーターの周囲(幅約20メートルの範囲)も岩塊(ボルダー)の移動や明るさの変化が見られ、衝突の影響を受けたことが読み取れる。
人工クレーターの詳細な大きさ・形状・深さ等は現在解析中で、詳細な地形データは5月以降の2回目のタッチダウン(サンプル採取)に活用される。

天体表面に衝突体を打ち込んだ例として、2005年7月の彗星探査機ディープ・インパクトによるテンペル第1彗星への衝突、2009年10月の月探査機エルクロスによる月の南極付近への衝突が知られる。

ディープ・インパクト探査機が生成した人工クレーター地点。左がクレーター生成前にディープ・インパクトが撮像した画像、右がクレーター生成後にスターダスト探査機が撮像した画像。人工クレーター(右画像の矢印で囲んだ場所)の直径は約150メートル。画像提供:NASA/JPL-Caltech/University of Maryland/Cornell
エルクロスが衝突から約20秒後に撮像した物質が巻き上げられた様子(クレーター内側の壁面の影の中に現れた明るい場所)。画像提供:NASA
画像提供:
はやぶさ2 ONCチーム(JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

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