人工クレーターの特徴

2019年5月16日11:36ごろ(日本時間)望遠カメラONC-Tが約600 mの距離から撮像した人工クレーターの高解像度画像。画像中央よりやや右上の暗い地域が衝突装置SCIの衝突地点(人工クレーター)
2019年5月30日11:19から11:23ごろ(日本時間)、広角カメラONC-W1が撮像したターゲットマーカ(TM)投下の様子。第2回タッチダウン地点近傍(人工クレーターから北西方向)へのTM投下運用に成功した。撮影高度は約10mから40mと推定される。(画像提供:JAXA、千葉工大)

タッチダウンのためのターゲットマーカ投下運用により、人工クレーター付近の詳細な様子が明らかになった。

高解像度のONC-T画像をみると、 人工クレーターは全体的に暗く輪郭は不明瞭で、クレーターの内側は細粒の粒子が堆積しているようにみえる。人工クレーターの左側にある約5 mの岩塊(ボルダー)は、SCIによって破壊されずに掘り起こされたとみられる(記事「人工クレーターの生成」参照)。
人工クレーターは全体的に暗いが、これがクレーター内側にできる影の影響か、あるいはリュウグウ内部の比較的暗い物質の影響か、まだわかっていない。

SCIは衝突体の大きさや形状、質量、衝突速度などの条件があらかじめ定量的に決まっているため、衝突実験や数値計算でクレーターを再現し比較することで、リュウグウ表面の機械特性をよりよく理解できると期待される。

画像提供:
はやぶさ2 ONCチーム(JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

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