内部物質の取得に向けた第2回目のタッチダウン

2019年7月11日10:06ごろ(日本時間)広角カメラONC-W1によって撮像されたタッチダウン直後の画像。タッチダウンの過程で大小様々の明るさの異なる岩塊が巻き上がったことが観測された。
タッチダウンから約2分後に広角カメラONC-W1によって撮像された画像。第1回目のタッチダウンと同様にタッチダウン地点は周囲より暗くなっていることが確認された。

リュウグウの表面は宇宙線・太陽風・微小隕石の衝突・太陽放射などを受ける ため、表面にある物質は時間が経つにつれて元の状態から変化(宇宙風化)する。それに対して、地下にある物質はそうした宇宙風化の影響が比較的小さく、リュウグウが誕生した頃に近い状態を保持していると考えられる。
そこで2019年4月5日(日本時間)、はやぶさ2探査機は小惑星リュウグウの表面に小型衝突装置SCI(Small Carry-on Impactor)を衝突させ、クレーターを生成した(2019年4月8日記事「人工クレーターの生成」参照)。この衝突以前に地下にあった物質は掘り起こされ、人工クレーターの周囲に飛び散った。
第2回目のタッチダウン(日本時間2019年7月11日10:00頃)では、表面にある物質だけでなくSCIで飛散した物質の採取を試みた。第1回目と第2回目のタッチダウンによって異なる地域・深さからサンプリングされた物質を比較することで、リュウグウの起源や宇宙風化の影響についてより深く理解できると期待されている。

画像提供:
はやぶさ2 ONCチーム(JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です